2016年8月1日月曜日

IoT導入のハードルは高い

一昨日、IoTに関するYouTubeにアップしたビデオですが、
導入ハードルは高い
って言わざるをえないんですね(笑)



考えてみてればすぐわかることです

まず、IoTってナニかを理解できない。
とくにご年配者(古い会社の頭が固い役員)たちには得体の知れないモノなんです。

まず、IoTデバイスはネットに繋がる。

1) ハックどころかクラックされる恐れがある

繋がる=脆弱性もあるだろうし、サポートが大変だ。

2) 情報漏えいがある

そしてクラックされたら情報漏えいの温床にもなる。
IoTデバイスを通じて、そこが抜け穴になり、サーバに侵入されて情報を盗まれたり、消されたりする可能性すらある。

3) 複雑だ

作るのに複雑だ。色んなデバイスがあるが、Raspberry Pi 一つをもっても設定どころか、SDカードのフォーマットすら難しい。そしてインストールするのも色々とてこずる。
他のデバイスももっと複雑だ。
なぜなら、どこにナニを繋げたいか設計時で考える必要があるし追加機能は必要かなども。

4) プロトコルが違う

冷蔵庫と洗濯機とエアコンは同じ通信をしない。
冷蔵庫にナニが入っているか洗濯機に問い合わせをしても出てこないだろう。
それを行うには洗濯機が冷蔵庫に問い合わせをして返事をする機能が必要だ。
でもよく考えてみて欲しい、メーカーが変わるとそれが出来なくなるのは世の常だ。
FAXみたいに通信プロトコルが定められてこそ、どのメーカも送受信することが可能になりうのだが、GoogleのNESTがHoneywellの空調機に対応しているとは思えない。(ZigBeeで通信はできるが反応するとは限らない)。

5) 保険はどうなるの?

忘れてはならないのは、自宅にIoTデバイスを導入して、そこで火災があったり、クラックされて泥棒に入られたとか、デバイスの不良でDoS攻撃をどこかに仕掛けてしまったりして損害賠償請求を求められたらどうするのか?
まだどこもそんなのに対応していないはず。

住宅を要塞化したらいざとなって自分が閉めだされたら笑いにもならない。
まさしくフランケンシュタインを作ってしまうだろう。

一つのデバイス がそれぞれの