2016年8月31日水曜日

Amazon Kindle Unlimited早くも燃料切れで失速

今年の8/3に始まったAmazon Kindle Unlimitedサービスが早くも失速とのこと。

え〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜!? っと思われるでしょう。

はい、簡単に言えば、費用が嵩み過ぎて予算オーバーってことです。

まず、Amazonは今回30日間の無料お試しを開催しました。
大勢の人たちが飛びつきました。はい、これが原因ですね。

つまり、無料お試し期間中の費用はAmazonが自腹を切って出版社に補填するようになってます。

すでに飛びついて会員になった人たちの費用だけでは賄い切れないことです。
その上、今回、どうやら年内のみAmazonは一部の出版社に上乗せ分をプラスα支払う契約をしていたとのことです。

つまり、980円X参加人数でAmazonの取り分と出版社の取り分、そして一部の出版社に更に支払うような仕組みになっていたそうです。



色んなところに発言しておりますが、日本の電子書籍の金額が高すぎる。

Amazon.com で本の金額を比べてみます。

ハードカバーが $17.98 で Kindleが $13.95
ハリポタの最新!

ハードカバーが $15.26 で Kindleが $2.02
安い!

ハードカバーが $16.94 で Kindleが $11.70
これはちょっと高めだが、割引もある
しかし、Newが $11.49 で、Paperback が $7.42の逆転現象

さて、例外もあるが、日本ではKindleと単行本だろうが、ナンだろうが、価格に大差ないのが伺える。

それ以前に Kindle 版の本がないんです!!!

こうなると、ある本(雑誌を含む)は Amazon がその金額を出版社に補填する必要が出てくる。同額の価格なのか、ある程度の割引価格なのかは不明だが(たぶん980円の取り分の中での折半するから割引金額だろう)、予算オーバーとなった。


そして、今回、大勢の作者が知らぬうちに出版社が電子本にしたウワサもあり、著者からかなりの差止め請求が出たそうだ。著者が知らないところで出版社が Amazon と勝手な包括契約をしたから、著者へお金が落ちなくなったと言う。

そもそも、最新の本がない、読みたい本も少ない、高いのナイナイづくし。
数年前が日本で電子書籍元年なんかと歌われたけど、未だに飛び立たないな〜って。